教育原理

単位数 ナンバリングコード
2 DTP171
教員名 河合 宣孝
専門 学校経営、教師教育、授業のコンサルテーション
出身校等 筑波大学大学院教育研究科修了(教育学修士)
現職 北海道情報大学 非常勤講師
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
教科書:第1章~第15章
試験範囲
授業範囲すべて

【試験時参照許可物】
一切自由 ※ただしWebページ(通信教育部POLITEを除く)と生成系AIの参照は不可とする。
科目の概要
この授業では、第一に、教育とはどういうことかということについて理解を深めるとともに、教育と子どもや家族・社会との関係について学びます。
第二に、教育という行為がどのように意識されるようになったかについて、西洋の教育思想を素材として、教育の思想や理念について理解を深めます。
第三に、教育がどのようにして社会の中で共有され、中身を作り上げながら定着したかについて学びます。
最後に、「資質・能力」と「学力」といった現代の教育をめぐる諸課題を理解することを通して、これからの学校での教育の在り方について考えます。
授業における学修の到達目標
これまで教育を受けることを通じて経験的に理解してきた「教育」について、教える側を含めた広い視点から考察するとともに、次の1~3の学びを通じて相対化し、「教育とは何か」という問いについて自分の言葉で説明できる。
1. 子供・教員・家庭・学校など教育を成り立たせる主要な要素とそれらの相互関係につい説明できる。
2. 学校や学習、家庭や子供に関わる代表的な教育の思想について説明できる。
3. 家族と社会による教育の歴史と近代教育制度の成立と展開の概要について説明できる。
講義の方針・計画
第1回 教育をどのように捉えるか
第2回 子ども・家庭・社会
第3回 公教育の組織化
第4回 西洋教育思想の源流
第5回 宗教と教育
第6回 近代教育の思想
第7回 新教育の思想
第8回 近代学校の誕生と展開
第9回 日本における近代以前の人間形成
第10回 日本型の学校の形成
第11回 戦後の学校
第12回 西洋における教育の実践
第13回 日本における教育の実践
第14回 資質・能力と学力
第15回 情報化社会の公教育
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を 2 単位で 90 時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却します。
成績評価の方法およびその基準
科目試験による評価100%
教科書
書 名:アクティベート教育学01 教育原理
著書名:汐見稔幸・奈須正裕[監修]
発行所:ミネルヴァ書房
発行年:2020年
ISBN:9784623088133
参考書
書 名:やさしい教育原理〔第3版〕
著書名:田嶋一・中野新之祐・福田須美子・狩野浩二
発行所:有斐閣アルマ
発行年:2016年
その他
教育職員免許法に基づく中学校・高等学校の教員免許状取得に必要な「教育の基礎理論に関する科目」における「教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想」に対応しています。
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2024学年暦」を参照
学習プリント
あり
教職科目
情報5の1(必修)、商業5の1(必修)、高校数学5の1(必修)、中学数学5の1(必修)
関連受講科目
「教職概論」「教育制度論」「教育課程論」
担当教員の実務経験
1986年から2021年まで34年間、北海道立高校で教員・教頭・校長の経験があり、高校現場の実態を踏まえた指導方法や技術を通して、教師を目指す学生たちの教職の基盤づくりに資するような授業実践に努めています。
レポート課題
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