情報職業論 -“情報”を生業(なりわい)とするために-

単位数 ナンバリングコード
2 DIF406
教員名 畑 裕子
専門 代数学 情報処理
出身校等 北海道教育大学釧路校 教育学部 中学数学課程
現職 北海道情報大学 非常勤講師
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
教科書の内容すべて、学習プリント「3.補足事項」
試験範囲
教科書の内容すべて
(持ち込み許可物)一切自由
科目の概要
 IT技術は急速な進展を遂げており、企業などの情報システムの開発に従事するIT技術者を取り巻く状況は大きく変化してきている。
本科目は、情報産業の業務内容,情報産業で働く人にとって必要となる知識と情報に関して,情報化社会の進展と職業の関連を考察しながら,最新の情報や統計等をもとに講義する。その内容は、コンピュータの出現により始まった情報産業の現状及び将来、情報産業におけるシステムエンジニア(SE)、プログラマ及びシステムアナリスト等の職種、職務内容と資格、マルチメディア系の職種と資格、医療情報技師の資格、著作権及びマルウェアやインターネットサーバへの不正侵入等の情報モラル、情報産業の業務内容をとおしての職業倫理を含む職業観と勤労観である。
特に、どのような技術の発展や経済状況であろうがIT技術者として従事するものには、IT技術者として必要な、不変的なモラルや勤労観があることを学ぶ。
 なお、本科目は教職課程を選択した学生にとっては必須の科目である。
授業における学修の到達目標
 情報産業で働く人あるいは教職課程を選択した学生にとって必要となる知識及び情報が理解できるようになることを目標とする。
講義の方針・計画
第1回:コンピュータの歴史
第2回:クラウド社会について
第3回:情報産業の現状と将来
第4回:ビッグデータ社会について
第5回:情報産業の発展と将来のまとめ
第6回:ITの職業
第7回:IT技術者の倫理観
第8回:情報社会の法制度
第9回:ハイテク犯罪
第10回:ITの職業と情報モラルのまとめ
第11回:情報産業における業務
第12回:プロジェクトについて
第13回:プロジェクトの進め方
第14回:IT技術者の勤労観
第15回:情報産業における業務と勤労観のまとめ
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:情報と職業(第2版)
著者名:廣石良雄
発行所:(株)SCC
ISBN:9784886476449
参考書
なし
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
情報5の1(必修)、情報6の4
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
百貨店、病院、保険会社のシステム構築にシステムエンジニアとして参画した後、1990年より北海道情報専門学校で情報処理教育に従事してきた。1998年からは電子開発学園メディア教育センターで衛星通信と専用ネットワークを使った遠隔教育システムを運用し、講師兼マネージャとして、専門学校と大学の授業を配信する業務を行っている。「情報職業論」では自身の経験をもとに教育の現場、システム開発の現場で起こりうるさまざまな問題を受講生と共有し考察する教育を実施する。
レポート課題
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