ソフトウェア開発技術論 -実践的なシステム開発手法を理解する-
単位数 | ナンバリングコード |
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2 | DIF401 |
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教員名 | 岡田 信人 |
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専門 | システム工学、オープンソースソフトウェア、セキュリティ |
出身校等 | 北海道大学 大学院 修士(工学) |
現職 | (株)テクノフェイス 事業部長代理 |
授業形態 |
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前期印刷授業・後期印刷授業 |
授業範囲 |
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教科書の内容すべて |
試験範囲 |
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教科書の第2章から第9章まで
(持ち込み許可物)一切自由 (試験に関する注意事項)科目試験は、インターネット試験で実施します。 |
科目の概要 |
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ソフトウェア開発技術論では、ソフトウェア・システム開発に適用されるソフトウェア工学の実践的な適用技術について学びます。ソフトウェア工学とは、工学的な方法を用いたソフトウェア・システムの開発、管理技術のことですから、本来の意味の工学というよりはソフトウェア開発・管理技術というべきものです。 |
授業における学修の到達目標 |
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ソフトウェア開発技術論は、ソフトウェア工学の内容を発展させて、大規模なソフトウェア・システムの開発・管理で起きるさまざまな実際的問題に適用される実践的な技法を取り扱います。例えば、合理的な構造を持つソフトウェアとソフトウェア・システムを、如何にして効率よく作成するか、また、信頼性の高いソフトウェア・システムを如何にして実現し、如何にして保守管理するかという課題に対して、実践的な経験から生み出された手法と方法論を適用し、ソフトウェア・システム開発上の問題に対して解決策を提供していくことを目的としています。
ソフトウェア開発技術論の講義では、このような実践的なソフトウェア開発技術の概要を知り、そこで用いられている代表的な手法と方法論を学びます。 |
講義の方針・計画 |
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ソフトウェア開発技術論の内容は幅広く多岐にわたっていますが、教科書に準拠して、開発プロセス、要求分析、設計、プログラミング、テストと保守、オブジェクト指向、プロジェクトと品質管理などを中心に学びます。
第1回:(第1章)ソフトウェアの性質と開発の課題 第2回:(第2章)ソフトウェア開発プロセス 第3回:(第3章 3.1, 3.2)要求分析:要求分析の課題 第4回:(第3章 3.3)要求分析:要求分析の技法 第5回:(第4章 4.1, 4.2)ソフトウェア設計:アプローチ 第6回:(第4章 4.3, 4.4)ソフトウェア設計:モジュール分割 第7回:(第5章)プログラミング 第8回:(第6章 6.1, 6.2)テストと保守:テスト工程と設計技法 第9回:(第6章 6.3, 6.4)テストと保守:妥当性評価 第10回:(第7章 7.1, 7.2, 7.3)オブジェクト指向:オブジェクト指向分析と設計 第11回:(第7章 7.4, 7.5, 7.6)オブジェクト指向:オブジェクト指向プログラミング 第12回:(第8章)ソフトウェア再利用 第13回:(第9章 9.1, 9.2)プロジェクト管理と品質管理:プロジェクト管理 第14回:(第9章 9.3, 9.4, 9.5)プロジェクト管理と品質管理:品質管理と構成管理 第15回:(第10章)ソフトウェア開発規模と工数見積り |
準備学習 |
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印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。 |
成績評価の方法およびその基準 |
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試験:100% |
教科書 |
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書 名:IT Text ソフトウェア開発 改訂2版
著者名:小泉寿男、辻 秀一、吉田幸二、中島 毅 発行所:オーム社 ISBN:9784274218415 |
参考書 |
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なし |
その他 |
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なし |
試験期間 |
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シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照 |
学習プリント |
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あり |
教職科目 |
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関連受講科目 |
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なし |
担当教員の実務経験 |
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1998年から2002年まで、半導体計測機器のソフトウェア開発、2002年から現在まで主にオープンソースソフトウェアやフレームワークを活用したシステム構築・アプリケーション開発を行っている。顧客との要件定義から、設計、実装、テスト、運用と幅広く関わっており、この経験を生かして実用的な開発技術論を広く伝える教育を実施する。 |