e-ビジネス総論 -進化するネットビジネスを読み解こう!-
単位数 | ナンバリングコード |
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2 | DBA401 |
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教員名 | 小走 安則 |
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専門 | デジタルビジネス、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント |
出身校等 | 神戸大学・大学院工学研究科・システム工学専攻 |
現職 | 北海道情報大学 非常勤講師 |
授業形態 |
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前期印刷授業・後期印刷授業 |
授業範囲 |
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教科書の内容すべて |
試験範囲 |
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授業範囲すべて
(持ち込み許可物)インターネット試験は、一切自由。会場試験は、自筆ノート(印刷物の貼付不可)。 |
科目の概要 |
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IT(情報通信技術)の急激な進化により、社会活動・産業活動・企業活動におけるニュービジネスの台頭には目を見張るものがあります。インターネットの普及で「Web2.0」という言葉に代表されるように「ロングテール現象」や「集合知」など新しい考え方も生まれ、さらに個人が情報発信してグローバルな世界へ入ることも日常のことになりました。このように「e-ビジネス」という言葉が誕生してから20年程が経過し、「e-ビジネス」は今やネットビジネスの中核をなしています。
この講義ではe-ビジネスの原点とも言えるインターネットを利活用したビジネスに焦点を当てて学びますが、e-ビジネスは今や「ネットビジネス」へと進化し、当初から「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」や「デジタルビジネス」などを含むもっと広い社会的な意味も含めた概念で、教科書でもカバーされています。 また、講義の内容には「ITパスポート」をはじめとする情報技術系の基本的な資格試験も考慮しています。 |
授業における学修の到達目標 |
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インターネットをはじめとするネットワークやパソコンの普及によるSNS(Social Networking Service)などが個人の生活や企業内のビジネスモデル(ビジネスのやり方)を変革し、企業間、企業と個人間、個人同士のコミュニケーションを飛躍的に発展させ、モノとモノとのコミュニケーションに繋がっています。e-ビジネスを単にインターネット技術を活用したネットでの電子商取引として捉えるのではなく、社会、ビジネス、ITなどの広い視点から講義を進め、ビッグデータやクラウドコンピューティングさらにはIoTに代表される「デジタルビジネス/デジタルトランスフォーメーション」にも通じることを理解しましょう。 |
講義の方針・計画 |
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使用する教科書の内容は元々大学での教科書として書かれているので分かりやすいと思います。
15回の講義に1章ずつを割り当て、教科書の内容に沿って学修(学び修めることが重要です)を進め、重要と思われるところのノートを自分で作成してください。そのノートは試験で持ち込み可能です。 教科書に出ている資料や、参考文献などはどうしても古いデータになるのでインターネットを活用し最新のデータを調べてください。また分からない言葉などについてもインターネット上の用語辞典などを利用し十分理解をしてください。 第1回:e-ビジネスからネットビジネスへ 第2回:情報と情報化 第3回:サービスの価値化 第4回:情報処理とコンピュータ 第5回:インターネットとウェブ 第6回:新たな経験則とWeb2.0 第7回:経営手法と情報システム 第8回:電子商取引 第9回:ビジネスモデル 第10回:ソーシャルメディア 第11回:インターネットマーケティング 第12回:電子決済とRFID 第13回:情報セキュリティ 第14回:ネット社会の倫理と法 第15回:ネットビジネスイノベーション |
準備学習 |
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印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。 また、特に重要なことは教科書では対比表にしたり四角で囲んだり、あるいは箇条書きにしていますのでそれらを重点的に学習してください。 試験は自筆のノートの持ち込み可で行いますので、しっかりと教科書に沿ったノートを上記の印刷授業と同様に重点個所を参考に作成し復習してください。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。 |
成績評価の方法およびその基準 |
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試験:100% |
教科書 |
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書 名:ネットビジネス進化論(第2版)
著者名:中村忠之 発行所:中央経済社 ISBN:9784502139512 |
参考書 |
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なし |
その他 |
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なし |
試験期間 |
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シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照 |
学習プリント |
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あり |
教職科目 |
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商業5の1(必修)、商業6の4 |
関連受講科目 |
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なし |
担当教員の実務経験 |
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外資系のIT企業に30数年間勤め、開発・製造部門やサービス・営業部門でシステム開発やマネジメントを担当しました。企業では銀行用端末システムや医療用診断支援システムの開発の担当後、サービス・営業部門で主に金融機関のSI(Sysytem Integration)のPM及びPM統括管理として当時普及が始まったe-ビジネス関連システム開発も複数経験、又ソフトウェア部門の技術支援担当等を経験後、関連会社のグローバル協業担当役員を経験しました。
PCやインターネットの黎明期にはそれらを活用した新規事業の立ち上げに携わり、電子商取引の実証実験や情報端末システムの開発などを実施し、特にインターネットバンキングの創成期から開発に参画し、e-ビジネスを中心に今のネットビジネスを発展に寄与してきました。 本講義を通じて、多様な実務経験を皆さんにフィードバックできればと思っています。 |