宇宙への挑戦 -宇宙開発のこれまでとこれから-

単位数 ナンバリングコード
2 DIF318
教員名 若松 義男
専門 宇宙工学、宇宙推進工学
出身校等 東北大学 大学院 工学研究科 博士課程修了
現職
授業形態
前期インターネットメディア授業・後期インターネットメディア授業
授業範囲
講義の内容すべて。
試験範囲
授業範囲すべて
(持ち込み許可物)一切自由
(試験に関する注意事項)科目試験は、インターネット試験で実施します。
科目の概要
 宇宙開発に関する入門編として、宇宙開発の歴史や宇宙開発に関する基礎的な知識を習得し、宇宙への興味や好奇心を呼び覚まし、宇宙開発活動が含む幅広い分野を理解し、情報システムの学習に役立てることをねらいとする。
 宇宙開発の歴史、世界の宇宙開発の体制・政策、宇宙ステーション、宇宙の探査、衛星による地球観測などについて、その概要を講義する。
授業における学修の到達目標
 宇宙開発の歴史と幅広い宇宙開発活動の概要について、知識を得て理解を深め、宇宙開発の技術や宇宙の情報システムについて更に深く勉強するための基礎を築くこと。
講義の方針・計画
第1回:宇宙開発の歴史(1)(宇宙開発の現状、ロケットの歴史)
第2回:宇宙開発の歴史(2)(ロケットの歴史、ロケットの平和利用、宇宙への進出、商業化)
第3回:宇宙開発と電子機器、IT技術の関わり
第4回:世界の宇宙開発体制・政策(1)(世界の宇宙開発体制の実例研究)
第5回:世界の宇宙開発体制・政策(2)(宇宙開発事業の特性、国策事業と民営事業)
第6回:宇宙ステーション
第7回:宇宙の科学探査(1)(地球周辺)
第8回:宇宙の科学探査(2)(太陽系)
第9回:衛星の利用および災害監視(1)(衛星打上げと軌道、衛星の利用、通信・娯楽への利用)
第10回:衛星の利用および災害監視(2)(地上位置の特定、天気予報の精度向上)
第11回:衛星の利用および災害監視(3)(地球/環境/気候変動の観測)
第12回:エネルギ問題
第13回:宇宙環境
第14回:宇宙開発の今後の展開(1)(宇宙開発における情報技術)
第15回:宇宙開発の今後の展開(2)(これからの宇宙開発)
準備学習
講義の中で表示されるフリップの内容を用いて学習して下さい。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
IM授業は、練習問題を解答すると、解答に応じたコメントを画面に表示する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
教科書はありません。
参考書
書 名:図説 宇宙工学
著者名:岩崎信夫、的川泰信
発行所:日経印刷株式会社
書 名:はじめての宇宙工学
著者名:鈴木弘一
発行所:森北出版株式会社
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
教職科目
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
1945年から2003年まで科学技術庁航空宇宙技術研究所に、2003年から2013年まで宇宙航空研究開発機構に所属し、ロケットエンジン、宇宙輸送機、耐熱材料などの研究に従事し、国産のロケット開発に寄与してきた。また、2001年には、弘前大学理工学部講師を併任して、宇宙技術に関する入門編の講義を行った。これらの経験を通して、宇宙技術に関する経験、知識、研究経験、教育経験を深めてきた。
これらの経験を基として、宇宙開発に関する学生の関心を高め、宇宙と情報に関して学習する際の基礎知識を教える入門編としての「宇宙への挑戦」の講義を意義あるものとすることを意図している。
レポート課題
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