確率論 -ランダムな世界での法則を知ろう-

単位数 ナンバリングコード
2 DIF316
教員名 笹山 智司
専門 非線形偏微分方程式
出身校等 北海道大学 大学院 理学研究科 博士(理学)
現職 北海道情報大学 情報メディア学部 講師
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
教科書P61~P170 ただし、P133~P135・P155~P158は除く
試験範囲
授業範囲すべて
(持ち込み許可物)一切自由
科目の概要
 確率は17世紀頃から研究され,現代では, A. N. Kolmogorov(コルモゴロフ)により導入された公理で確率は定義される。確率は,現代数学では積分論に関連が深く,確率微分方程式と呼ばれる手法は,保険や投資の分野にまで応用されている。また,確率論は統計学の内容を記述する道具として重要である。この講義では,集合の話から始め,確率論の基礎,確率分布の典型例を学ぶ事を主眼とする。
授業における学修の到達目標
 確率論の基礎の上に,確率変数・確率分布を理解し,期待値・分散を求められるようにすること。
講義の方針・計画
第1回:確率とは何か
第2回:確率変数・確率分布
第3回:分布関数・確率変数と平均・分散
第4回:確率変数と中央値・最頻値、二次元確率分布
第5回:独立な確率変数・ベイズの定理
第6回:同時確率分布と期待値・分散、n個の確率変数
第7回:順列・組み合わせ、二項分布
第8回:正規分布I
第9回:正規分布II
第10回:二項分布と正規分布の関係
第11回:歪度・尖度
第12回:モーメントとモーメント母関数
第13回:幾何分布・ポアソン分布
第14回:確率分布の再生性
第15回:問題演習
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:スッキリわかる確率統計-定理のくわしい証明つき-(初版)
著者名:皆本 晃弥
発行所:近代科学社
ISBN:9784764904835
参考書
書 名:基礎統計学I 統計学入門
著者名:東京大学教養部統計学教室
発行所:東京大学出版会
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
高校数学5の1(必修)、中学数学5の1(必修)、高校数学6の4、中学数学6の4
関連受講科目
「一変数の微分法」、「一変数の積分法」、「統計概論」、「多変数関数の解析」、「ベクトル空間と線形写像」、「行列と連立方程式」
担当教員の実務経験
実務経験なし
レポート課題
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