多変数関数の解析 -曲面を見る・測る-

単位数 ナンバリングコード
2 DIF315
教員名 笹山 智司
専門 非線形偏微分方程式
出身校等 北海道大学 大学院 理学研究科 博士(理学)
現職 北海道情報大学 情報メディア学部 講師
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
教科書の93ページから137ページ(3章)、教科書の188ページから224ページ(5章)
試験範囲
授業範囲すべて
(持ち込み許可物)インターネット試験は、一切自由。会場試験は、自筆ノート(印刷物の貼付不可)。
科目の概要
 1変数の微分法・積分法では,その名の通り,1変数の関数の導関数・定積分の性質とその応用を取り扱った。しかし身近な現象をみると,例えば気温は場所・時間など様々な量によって決まる。この講義では,特に2つの変数によって決まる量(2変数関数)について学ぶ。2変数のときと同様に,微分(偏微分,全微分など)や定積分(重積分,累次積分など)を学習するが,2変数関数との類似点・相違点などを考えながら,学んでほしい。そして多変数関数についての微分・積分の計算が出来るようになることを目標とする。
授業における学修の到達目標
 1変数関数の微積分との違いを理解し,偏微分・重積分の計算とその応用の計算が出来るようになることとしたい。
講義の方針・計画
第1回:2変数関数の極限
第2回:偏微分可能性及び偏導関数
第3回:全微分可能性
第4回:接平面
第5回:合成関数の偏微分
第6回:高次偏導関数
第7回:1変数関数の極値問題
第8回:重積分の定義
第9回:累次積分I(単純な図形)
第10回:累次積分II(複雑な図形)
第11回:積分順序交換
第12回:重積分の変数変換I(ヤコビアン)
第13回:重積分の変数変換II(極座標)
第14回:立体の体積
第15回:立体の曲面積
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:理工系 微分積分学 ―第3版―
著者名:荒井正治著
発行所:学術図書出版社
ISBN:9784780602319
参考書
書 名:共立講座21世紀の数学 微分積分
著者名:黒田成俊
発行所:共立出版
書 名:現代基礎数学 微積分の基礎
著者名:浦河 肇
発行所:朝倉書店
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
高校数学5の1(選択)、中学数学5の1(選択)
関連受講科目
「三角関数・指数関数・対数関数」、「一変数の微分法」、「一変数の積分法」、
「行列と連立1次方程式」、「統計概論」、「確率論」
担当教員の実務経験
実務経験なし
レポート課題
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