システム設計演習 -演習で実感できる-

単位数 ナンバリングコード
2 DIF308
教員名 内山 俊郎
専門 情報システムの設計、データ解析(機械学習、データマイニング、推薦)
出身校等 東京工業大学 博士(工学)
現職 北海道情報大学 経営情報学部 教授
授業形態
夏期面接授業・後期IPメディア授業・前期インターネットメディア授業・後期インターネットメディア授業 ※面接授業は、開催日程の関係で本学会場以外は他の教員が担当します。
授業範囲
教科書の範囲
試験範囲
教科書の範囲
(持ち込み許可物)インターネット試験は、一切自由。会場試験は、一切不可。
科目の概要
 本講義では、情報システムの開発に関わる技術・知識全般の理解のために、オブジェクト指向開発の方法論の1つである統一プロセスを参考にしながら、要件定義から設計までの各アクティビティを解説します。また、統一モデリング言語UML(Unified Modeling Language)による作図、オブジェクト指向技術理解のためのJavaプログラミング、などの演習を用意し、これら演習を通して学べるようにしています。
授業における学修の到達目標
 情報システムの開発に必要な技術・知識全般について基本を理解し、用語の意味を言えるようになる。演習を通して、情報システムの設計ができるようになる。
講義の方針・計画
方針:オブジェクト指向技術を用いたシステム設計の方法を講義と演習により学習してもらいます。
   演習は最後の回を除いて毎回実施し、2講時/回を考慮して十分な量を用意します。


計画:下記の項目について実施する予定です。講義内容については、前後する場合があります。

第1回:情報システムとシステム設計
第2回:オブジェクト指向技術
第3回:統一モデリング言語UML
第4回:Java言語で学ぶオブジェクト指向
第5回:開発プロセス
第6回:要件定義
第7回:ビジネスモデリング
第8回:データモデリング
第9回:ソフトウェアアーキテクチャ
第10回:設計モデル
第11回:Webアプリ実装で学ぶシステム設計
第12回:デザインパターン
第13回:演習(1)
第14回:演習(2)
第15回:総まとめ
準備学習
・予習について(2時間)
 講義の前に教科書の該当する部分を読むこと。(2時間)
 Java言語によるプログラミング演習があるときは、Java言語について確認しておくこと。
 後半の講義では、UMLを使って実際に設計の演習を実施するので、前半の講義で勉強したUMLの書き方に ついて、事前に確認しておくこと。
・復習について(2時間)
 教科書の該当箇所や配布資料を見て、学習したことを確認すること。
 演習課題において、答えを参考にしながら実施した場合は、後日自力で課題を解いてみること。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
提出された課題に対して評価を返したり、コメントを返すことでフィードバックを行う。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:わかりやすい情報システムの設計(第2版)―UML/Javaを用いた演習―
著者名:内山俊郎
発行所:ムイスリ出版
ISBN:9784896412611
参考書
なし
その他
 インターネットメディア授業では、いくつかのソフトウェアを使用して演習を行う予定です。受講に必要なソフトウェアの詳細については、インターネットメディア授業の科目サイトでお知らせします。なお、必要なソフトウェアのライセンス等は、大学で確保しますので、購入する必要はありません。
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
教職科目
情報5の1(必修)、情報6の4
関連受講科目
 「コンピュータアーキテクチャ」、「コンピュータの構成」、「コンピュータの利用」、「プログラム言語I」、「データベースシステム」の学習内容に相当する予備知識が必要です。オブジェクト指向プログラミングの講義と演習には、Java言語でのプログラミングが含まれています。Java言語の未経験者は、事前にJavaプログラミングの入門書関連の書籍等で、Java言語の学習をお勧めします。
担当教員の実務経験
2006年から2012年度まで企業の研究所に所属し,文書データ解析,レコメンドの研究を行うとともに,これら研究の成果を関連事業会社において利用可能なものとする実用化(プロダクト化)を行い,事業会社への技術支援を行った。これら実務において,実用化プロジェクトに関わり,システムの設計・開発工程全体がどういうものであるか,何が難しい問題であるのか,などを見てきた。
これら実務経験を生かす形で,日本のシステム設計・開発の現状や問題点などを学生に伝え,技術の先にある現場の様子が想像できるような教育を実施する。
レポート課題
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