健康と社会 -格差社会が健康を害する-
単位数 | ナンバリングコード |
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2 | DBA315 |
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教員名 | 竹中 健 |
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専門 | 社会学 |
出身校等 | 東京外国語大学欧米第一課程ドイツ語専攻卒業 北海道大学大学院文学研究科 博士後期課程修了 博士(文学)北海道大学 |
現職 | 九州看護福祉大学 看護福祉学部 社会福祉学科 教授 |
授業形態 |
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前期印刷授業・後期印刷授業 |
授業範囲 |
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教科書の内容すべて |
試験範囲 |
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教科書の内容のすべて
(持ち込み許可物)一切自由 (試験に関する注意事項)科目試験は、インターネット試験で実施します。 |
科目の概要 |
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高齢になるまで健康に過ごせる人々はどのような生活を送っているのだろうか?バランスの良い食事、適度な運動、禁煙などの「生活習慣」によって個人の健康状態が維持・改善されることは広く知られている。しかし、その一方、先進国でみられる「社会的に不利な立場(低い所得、無職や非正規労働、低学歴、未婚、人間関係の希薄な地域に住む)人ほど、病気にかかりやすく、障害や死亡率が高くなる」現象をどのように解釈したらよいのだろうか。個人の努力だけで健康を守ることの限界が指摘され始めた現在、多くの人々の健康が守られる地域社会の実現に向けて個人ができることを考えてみたい。 |
授業における学修の到達目標 |
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国の制度や社会のあり方が個人の健康に影響を及ぼしている一方、個人の健康状態が個人的な問題にとどまらず、家族や地域社会、さらには国のレベルにまで影響を与えることを俯瞰する。その上で、より多くの人々が長く健康でいられる社会の実現のために実行可能な行動を考える。 |
講義の方針・計画 |
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まず、目次を丁寧に読み、教科書に書かれていることの全体像をつかんでから進めてください。章ごとに3回以上読み込むことをお勧めします。
1回目は、多少わからなくても読む。 2回目は、わからない言葉、意味を調べ丁寧に読む。 3回目以降は、「学習用プリント集」の課題を考えながら読み、自分なりのノートを作っていきましょう。 第1回:第1章(ソーシャルキャピタル) 第2回:第1章(健康の指標) 第3回:第1章(健康に関する対策) 第4回:第2章(社会経済指標) 第5回:第2章(社会要因と健康) 第6回:第2章(所得格差と健康) 第7回:第2章(健康格差の世代間連鎖とその対策) 第8回:第3章(教育の効果) 第9回:第3章(労働者の健康) 第10回:第3章(職業ストレス) 第11回:第4章(地域社会と健康) 第12回:第4章(ソーシャルサポートと健康) 第13回:第5章(ハイリスクアプローチ) 第14回:第5章(ポピュレーションアプローチ) 第15回:第6章(国や地域社会のとりくみ) |
準備学習 |
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印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。 |
成績評価の方法およびその基準 |
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試験:100% |
教科書 |
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書 名:命の格差は止められるか (初版)
著者名:イチロー・カワチ 著 発行所:小学館 ISBN:9784098251742 |
参考書 |
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なし |
その他 |
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なし |
試験期間 |
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シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照 |
学習プリント |
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あり |
教職科目 |
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関連受講科目 |
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なし |
担当教員の実務経験 |
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実務経験なし |