消費者行動論 -アンケートの考え方と作り方-
単位数 | ナンバリングコード |
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2 | DBA313 |
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教員名 | 遠藤 雄一 |
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専門 | 消費者行動論、マーケティングリサーチ |
出身校等 | 北海学園大学大学院経営学研究科経営学専攻(博士(後期)課程)修了 博士(経営学) |
現職 | 北海道情報大学経営情報学部准教授 |
授業形態 |
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前期印刷授業・後期印刷授業・前期面接授業 |
授業範囲 |
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学習用プリントの当科目の内容のすべて |
試験範囲 |
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授業範囲すべて
(持ち込み許可物)一切自由 (試験に関する注意事項)印刷授業の科目試験は、インターネット試験で実施します。 |
科目の概要 |
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有用な情報の獲得は適切な意思決定をする上で必要なことである。情報社会の到来以降、こうした傾向はますます強調されてきている。
私たちはお店で商品を選択するとき、安いからとか、品質が良いからとか、そうした単純な選択基準によって購入するものを決めているわけではない。宣伝・広告の記憶や価値観、過去の経験など様々な複合的要因を絡めて商品を選択している。 本科目では消費者に焦点を当て、その行動に影響を与える要因と消費者および購買意思決定モデルを学習する。 |
授業における学修の到達目標 |
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IT(Information Technology)の進展により、データ解析も徐々にではあるが身近に感じられるようになってきた。消費者(あるいは顧客)とリサーチの基礎について理解することを目標とする。 |
講義の方針・計画 |
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第1回:消費者の価値と価格(第1章)
消費者の価値とはなにか,価格とはなにかを理解する。 コトラーの価値式を理解する。 第2回:価値の変化(第1章) 時代とともに消費者の価値が変化していることを理解する。 第3回:消費者のブランド・カテゴライゼーション(第2章) Brisoux-Larocheの概念図を理解する 第4回:消費者の認知的努力と絞り込み(第3章) 多属性効用理論を理解する。 第5回:ブランド・カテゴライゼーションと多属性効用理論(第3章) 第3回のブランド・カテゴライゼーションと合わせて理解する。 第6回:商品に対する関与-アサエルの購買行動類型-(第4章) アサエルの購買行動類型を理解する。 第7回:商品に対する関与-池尾の消費者類型化-(第4章) 池尾の消費者類型化を理解する。 第8回:ネット時代の消費者の購買行動(第5章) インターネットの消費者に与える影響について理解する。 第9回:消費者行動研究から考えるインターネットによる広告(第5章) インターネットの消費者の絞り込みに与える影響を理解する。 第10回:各学問領域における消費者行動研究(第6章) 経済学,社会学,心理学などの消費者行動に関する研究を理解する。 第11回:消費者行動の包括的モデル(第6章) それぞれの時代の消費者行動モデルを理解する。 第12回:調査手順と調査方法(第7章) 調査方法を理解する。 調査対象の決定方法を理解する。 第13回:アンケート票の質問方法-2肢選択と多肢選択-(第8章) 2肢選択と多肢選択を注意点とともに理解する。 第14回:アンケート票の質問方法-意味尺度法-(第8章) リッカート尺度法とSD法を理解する。 第15回:アンケート票の質問方法-回答者の属性-(第8章) 回答者の属性の重要性を理解する。 |
準備学習 |
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印刷授業は、学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、学習用プリントの内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。 |
成績評価の方法およびその基準 |
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試験:100% |
教科書 |
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学習用プリント |
参考書 |
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なし |
その他 |
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なし |
試験期間 |
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シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照 |
学習プリント |
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あり |
教職科目 |
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関連受講科目 |
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「マーケティング論」 |
担当教員の実務経験 |
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自治体等の依頼で行ったアンケート調査の経験から,注意すべき点を説明し,質問のしかたや質問票の取り扱い方法などを説明する。 |