定量分析とその応用 -ソフトウェアに頼らない統計解析-

単位数 ナンバリングコード
2 DBA303
教員名 向原 強
専門 経営学,GIS,経営情報システム
出身校等 北海道大学 大学院経済学研究科
現職 北海道情報大学 経営情報学部 教授
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業・夏期面接授業・後期面接授業
授業範囲
学習用プリントの内容すべて
試験範囲
授業範囲すべて
(持ち込み許可物)一切自由
(試験に関する注意事項)定規と教科書と電卓(関数電卓を除く)は必ず持参すること。
特に,正規分布表,t分布表などの統計表は試験時に配布しない。
教科書にある統計表を利用すること。
科目の概要
 本講義では確率統計学の基礎理論とその応用を学習する。現実世界の問題構造を明らかにしようとする場合、その分析手法は、数値データに基づくものと、数値データを必要としないものに分類できる。前者を「定量分析」と呼ぶのに対し、後者は「定性分析」とよばれる。本講義で焦点をあてる確率統計学は「定量分析」の基礎的理論である。
 「確率統計学」というと難しい数学的理論のイメージをもつものも少なくないと思うが、決してそうではない。例えば「平均」という用語はほとんど日常語といってよいし、「標準偏差」は耳慣れなくとも「偏差値」という用語は、よく知られている。身近な学問でありながら、分かっているようで分からない-それが確率統計学であろう。そこで、本講義では数学的な理論展開はできるだけ省略し、確率統計学に関する基本的な考え方・基礎概念の修得を主たる目的とする。
授業における学修の到達目標
 確率統計学に関する基本的な考え方・基礎概念を理解した上で,具体的な数値データを活用し,統計解析ができるようになること。
講義の方針・計画
第1回:統計学とは何か
第2回:母集団と標本
第3回:中心的傾向の特性値
第4回:変動の特性値
第5回:離散型確率分布
第6回:離散型一様分布
第7回:正規分布
第8回:統計的有意性
第9回:母平均の推定
第10回:t分布
第11回:カイ二乗分布
第12回:仮説検定
第13回:相関分析
第14回:回帰分析
第15回:オープンデータ分析
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。

面接授業において、以下の準備学習を行う。
「紙」と「筆記用具」、それに「(関数)電卓」もしくは「パソコン」を利用し、手を動かしながら学習することが肝要である。学習用プリント集で演習問題を提示するので、これをベースに学習してほしい。特にレポート問題の解法を自分で理解し,試験に臨むことが重要である。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:はじめての統計学 (第1版)
著者名:鳥居泰彦
発行所:日本経済新聞社 1994年
ISBN:9784532130749
参考書
なし
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
商業5の1(選択)
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
実務経験なし
レポート課題
過年度のレポート課題は表示できません。