ネットワークシステム概論 -人間社会のいろいろなネットワーク-

単位数 ナンバリングコード
2 DIF213
教員名 柳 信一
専門 情報科学
出身校等 北海道大学大学院 工学研究科
現職 北海道情報大学 経営情報学部 講師
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業・後期IPメディア授業
授業範囲
・ネットワークの概要とネットワークを扱うための基礎理論
・最短ルート問題
・最大流問題、最小費用流問題
・トラフィック理論
・交通路ネットワーク
・物流ネットワーク
・情報通信ネットワーク
試験範囲
学習用プリントの内容すべて
(持ち込み許可物)一切不可
科目の概要
 本来、ネットワークという言葉の意味は広く、様々なネットワークが人間社会には存在する。それらのネットワークは社会システムの基盤をなす重要なシステムである。例えば、交通路のネットワーク、物流のネットワーク、企業のネットワークなどがそうである。
 まず、ネットワークの共通的な構造や機能、特徴などを学習する。次に、ネットワークにおける最短路問題、最大流問題、最小費用流問題の解法アルゴリズムを学び、それを用いて例題を解き、理解を深める。さらに、ネットワークにおける物や情報の流れ(トラフィック)に関して、確率的な考え方を導入することで定量化できることを学習する。最終的に、具体的なネットワークの例として交通路ネットワークや物流ネットワークをとり上げ、その構造や機能などを説明すると共に、現代社会システムの基盤をなす情報通信ネットワークの種類や構成、機能などについて述べる。
授業における学修の到達目標
本講義では、ネットワークというものを広く考えて、その機能や特徴を理解することを目標とする。
講義の方針・計画
第1回:グラフ理論―最短路
第2回:グラフ理論―ラベリング法
第3回:グラフ理論―最大流 
第4回:グラフ理論―最大流の解法アルゴリズム 
第5回:グラフ理論―最小費用流 
第6回:トラフィック理論―確率分布と確率密度分布 
第7回:トラフィック理論―呼量・呼損率 
第8回:交通路ネットワーク―交通路の発展度
第9回:交通路ネットワーク―都市の地位の評価法
第10回:物流ネットワーク―物流システムのネットワーク構造
第11回:物流ネットワーク―最適配送ネットワーク 
第12回:基幹回線
第13回:公衆通信ネットワーク
第14回:ISDN
第15回:企業情報通信ネットワーク
準備学習
印刷授業は、学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、学習用プリントの内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。

後期IPメディア授業において、以下の準備学習を行う。
(予習)聴講前に、学習用プリントの該当箇所に目を通してください。
(復習)聴講後に、学習用プリントの該当箇所を読んで、確認してください。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
学習用プリントに沿って進めるので教科書は使用しない。
参考書
なし
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
実務経験なし
レポート課題
過年度のレポート課題は表示できません。