経営学への招待 -経営学の誕生から最新経営理論ダイナミックケイパビリティまでを学ぶ-
単位数 | ナンバリングコード |
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2 | DBA215 |
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教員名 | 坂本 英樹 |
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専門 | マーケティング論 ベンチャービジネス論 |
出身校等 | 北海道大学大学院 |
現職 | 北海道情報大学教授 |
授業形態 |
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前期印刷授業・後期印刷授業・前期インターネットメディア授業・後期インターネットメディア授業・後期IPメディア授業 |
授業範囲 |
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経営学への招待,経営学の発展と資本主義,経営学の誕生 ホーソン工場実験 学際的アプローチ 近代組織論 組織形態 組織形態の進化 ティール組織 経営戦略の萌芽的研究 経営戦略論 資源ベース理論 学際的経営理論 現代の経営学 ダイナミックケイパビリティ |
試験範囲 |
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授業範囲と同じ
(持ち込み許可物)一切自由 (試験に関する注意事項)科目試験はインターネット試験で実施する。 |
科目の概要 |
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本講では,経営学の入門科目として経営学誕生以来の代表的な考え方から,こんにちの経営学の最新の研究内容までを広く学習していく。具体的には,テイラーと科学的管理法,ファヨールと管理過程論,メイヨーと人間関係論,心理学を基盤とした経営理論,社会学を基盤とした経営理論,近代管理論,経営組織論,経営戦略論,SCP理論をベースとした戦略フレームワーク,資源ベース理論,組織の経済学,両利きの経営,ダイナミックケイパビリティに関して,その誕生の背景と結びつけてこれらの理論を学習していく。
こんにち,世界は驚くべきスピードで動いているため,マーケットにおいて一度経営判断を誤ってしまうと,挽回するのが困難な状況となっている。こうした環境で,いまほど経営者の役割が重要な時代はない。経営学は,経営者に組織を成長に導いてくれる意思決定のためのマイルストーンを提供してくれる。経営学は,誕生以来,環境の変化にあわせてその研究領域を拡げてきた。経営学のはじまりとされるテイラーの科学的管理法の考え方はこんにちのあらゆるビジネスの根幹として機能しており,その他の研究領域もおかれた経営環境のなかで組織の運営に活かされている。 経営学の学問体系は,これまでの経営者が自らの組織を機能的に運営するために獲得してきた知識の集積であり,わたしたちはそれらを活用することをとおして,それまでよりも円滑に組織をその目標に向かって運営していくことが可能となる。さらに,それらが活かされるのはビジネス領域のみに限られるものではなく,2人以上の人間からなる組織において人間にモチベーションを与え,人間として社会で生き抜く手法をも提供してくれる。すなわち,経営学は実生活に役立つ実学としての側面もあわせもっているといえる。 実学としての経営学とほかの学問領域の違いの1つとして,いわゆる社会人を経験してから当該学問を学ぶと理解が深まるという点があげられる。また,うまく機能している組織に身を置いているよりも,そうでない環境で働いている場合に,その中からより多くの知見に気づくことがある。すなわち,組織に改善の余地が多分にあるとき,経営学の知識はその解決策を提示してくれる。 経営学を学習することをとおして,われわれ社会で生き抜いていくための“パワー”を身につけることができる。より賢く仕事をこなしていくためにはどうすればよいのか,さらには,よりよく人生を生き抜いていくためにはどうすればよいのか。経営学はそうした“問い”への道標となる。 |
授業における学修の到達目標 |
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・経営学の基礎的理論の習得をとおして現実社会におけるビジネスの仕組みがわかるようになる。
・経営理論を活用して組織運営を円滑に行い,効果的かつ効率的に業務を推進することができるようになる。 ・社会のニーズを具現化する価値を創造することができるようになる。 |
講義の方針・計画 |
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第1講 経営学への招待
第2講 経営学の発展と資本主義 第3講 経営学の誕生 第4講 ホーソン工場実験 第5講 学際的アプローチ 第6講 近代組織論 第7講 組織形態 第8講 組織形態の進化 第9講 ティール組織 第10講 経営戦略の萌芽的研究 第11講 経営戦略論 第12講 資源ベース理論 第13講 国際的経営理論 第14講 現代の経営学 第15講 ダイナミックケイパビリティ |
準備学習 |
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・印刷授業は教科書を90時間かけて学習することを目安としている。
・印刷授業以外の授業形態において以下の準備学習を行ってください。 (予習)聴講前に教科書の該当箇所に目を通してください。2時間 (復習)聴講後に教科書の該当箇所を読んで,確認してください。2時間 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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・要望により評点を開示する。
・印刷授業は提出されたレポートについて講評を付与して返却する。 |
成績評価の方法およびその基準 |
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・試験結果を標準評価基準に基づき総合評価する。 |
教科書 |
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書 名:エッセンシャル講義 経営学教室
著者名:坂本英樹 発行所:白桃書房 ISBN: 9784561257578 |
参考書 |
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特に指定しない。 |
その他 |
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1. 関連受講科目を同時受講することをとおして効果的かつ効率的な単位修得が可能である。
2. マーケティングの概念を具体的な企業事例をとおして学習するスタイルになっている。 3. 概念を暗記することなく教科書を読んでその内容を理解して,自らの言葉で説明できれば単位の修得が 可能で,日常生活やビジネスでの経験を生かして楽しみながら学習できる内容になっている。 |
試験期間 |
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シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照 |
学習プリント |
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あり |
教職科目 |
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関連受講科目 |
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「流通の仕組み」「マーケティング論」「ブランドマネジメント」「ベンチャービジネス論」「アントレプレナーシップ論」 |
担当教員の実務経験 |
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実務経験なし |