現代経済学 -ニュースによく出る経済学-

単位数 ナンバリングコード
2 DBA211
教員名 金盛 直茂
専門 マクロ経済学、公共経済学、財政学、開発経済学
出身校等 北海道大学 大学院 経済学研究科 博士(経済学)
現職 北海道医療大学 講師
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
教科書の第1章から第9章まで
試験範囲
授業範囲すべて
(持ち込み許可物)一切自由
科目の概要
 マクロ経済学とは、日本やアメリカのような1国レベルの経済を分析する学問です。日本の景気、失業、物価、為替レート・・・・新聞やニュースで見ない日はないでしょう。本授業では、実際の日本のマクロ経済指標を見ながら、日本のマクロ経済の問題点を理解し、その問題に対処する分析ツールを習得する。
 具体的には、45度線分析の習得を目標とする。15回終了時には、日本の経済政策について多くのことがわかるようになるでしょう。なお、本授業は、経済学の応用科目である財政学、金融論などの基盤になるものなので、多くの学生に受講してもらいたい
授業における学修の到達目標
 目標は3つある。
1)マクロ経済学の基本分析道具である45度線分析を使いこなすことができること。
2)45度線分析を用いて、日本の経済政策を理解すること。
3)公務員試験のマクロ経済学の分野に関して問題が解けるようになること。
講義の方針・計画
 この講義では、教科書「マクロ経済学の基礎 第2版」について学習します。
全15回を以下の内容で学習します。ページ数は、教科書のページ数に対応します。

第1回:マクロ経済学で学ぶこと: イントロダクション p.15-p.26
第2回:マクロ経済学の変数:経済成長率と失業率 p.27-p.32
第3回:マクロ経済学の変数:物価・株価・為替レート p.33-p.41
第4回:GDP:付加価値と名目・実質 p.43-p.49
第5回:GDP:GDP統計の実際と三面等価p.49-p.55
第6回:消費:限界消費性向と平均消費性向p.57-p.62
第7回:消費:消費に影響する要因と貯蓄p.62-p.69
第8回:投資:投資の限界効率と金利 p.71-p.75
第9回:投資:金利弾力性p.76-p.81
第10回:政府支出:財政の3つの役割p.83-p.86
第11回:政府支出:ビルト・イン・スタビライザーと財政赤字p.86-p.92
第12回:総需要の経済学:均衡所得の導出p.93-p.98
第13回:総需要の経済学:乗数p.98-p.106
第14回:金融市場:貨幣需要と貨幣供給 p.107-p.115
第15回:金融市場:金融政策 p.115-p.122

 学習用プリントに記した内容に特に注意して、学習を進めて下さい。また、教科書だけではなく、シラバスに記載されている参考文献も参考にしながら、学んでください。
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:マクロ経済学の基礎 第2版
著者名:家森信善
発行所:中央経済社
ISBN:9784502371318
参考書
書 名:マクロ経済学第2版
著者名:伊藤元重
発行所:日本評論社
ISBN:9784535556218
書 名:やさしいマクロ経済学
著者名:塩路悦朗
発行所:日本経済出版社
ISBN:9784532114053
書 名:基本講義マクロ経済学
著者名:中村勝克
発行所:新世社
ISBN:9784883842230
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
実務経験なし
レポート課題
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