教育の方法と技術
単位数 | ナンバリングコード |
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2 | DTP287 |
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教員名 | 椿 達 |
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専門 | 教育学(教育制度、学校教育、教師教育、進路指導・キャリア教育、数学教育など) |
出身校等 | 上智大学理工学部数学科卒業、筑波大学大学院教育研究科修了 |
現職 | 北海道情報大学 経営情報学部 教授 |
授業形態 |
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前期印刷授業・後期印刷授業 |
授業範囲 |
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第1~7章 |
試験範囲 |
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授業範囲すべて
(持ち込み許可物)自筆ノート(教科書のコピーの添付不可) (試験に関する注意事項)学習プリントの演習課題をすべてやり、ノートにまとめておくこと。 |
科目の概要 |
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教育を社会的なマクロな視点からみると,人類が蓄積してきた文化を次の世代に伝える作用といえるし,個人的なミクロな視点からみると,誕生した子どもを親から自立・自律した「人」へと導く働きかけと考えられる。学校の教育活動では,教授者・学習者,それに両者の間に介在する文化的な内容があり,それらの要件を枠付ける物的な環境条件(施設・設備など)や時間が関与している。その相互作用の過程で,より効果的な手段・方法を見出そうとするのが「教育の方法と技術」である。
※教職課程カリキュラム(’17)以前の学生のみ履修することができます。 |
授業における学修の到達目標 |
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学校教育に対する社会からのニーズの増加と複雑化により,教師が担うべきだとされる役割や責任は,ますます拡大する傾向にある。しかし,教師が「教育専門職(プロフェッション)」としてエネルギーと時間を最優先で傾注しなければならない仕事が「授業」であることはいうまでもない。本科目では,これまでの教育方法・技術と授業に関する基本的な概念を整理し,教育方法と教授学の歴史,近代および現代の教授理論、カリキュラム(教育課程を含む)とその開発,授業における指導技術と学習意欲の向上・評価、教育メディアの発展と活用,教育における評価と改善などについての有意義な考え方と方法・スキルなどを学び,それらの教師の授業実践の基盤づくりに資する知識や技術について説明することができること、さらに自分の考えを述べることができることを目標とする。 |
講義の方針・計画 |
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第1回:教育の方法・技術と授業の諸概念
第2回:教授学と教授法の歴史 第3回:新教育運動の教授理論 第4回:教育の現代化と教授理論 第5回:カリキュラムの概念と開発 第6回:カリキュラムの構造と類型 第7回:教育課程と学習指導要領 第8回:教師の役割・責任と授業における指導技術 第9回:学習意欲を引き出す授業方法・技術と学習評価 第10回:教育メディアと教育メディア活用の理論 第11回:各種教育メディアとICT 活用の進展 第12回:教授組織のあり方 第13回:学習組織の形態 第14回:教育評価とは何か 第15回:授業のための教育評価 |
準備学習 |
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印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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疑問や質問がある場合にはその都度、回答する。
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。 |
成績評価の方法およびその基準 |
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試験:100% |
教科書 |
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書 名:三訂版 教育の方法と技術(教職課程シリーズ)
著者名:平沢茂編著 発行所:(株)図書文化社 ISBN:9784810087017 |
参考書 |
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書 名:教育方法学の実践研究
著者名:古藤泰弘 発行所:教育出版 |
その他 |
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なし |
試験期間 |
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シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照 |
学習プリント |
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あり |
教職科目 |
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情報5の1(必修)、商業5の1(必修)、高校数学5の1(必修)、中学数学5の1(必修) |
関連受講科目 |
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「教育課程論」,「進路指導」,「教科教育法」など |
担当教員の実務経験 |
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1986年から2015年まで29年間、北海道立高校で教員(2011年から教頭)の経験が在り、高校現場の実態を踏まえた指導方法や技術の指導を通して、教師を目指す学生たちの教職の基盤づくりに資するような講義に努めている。 |