特別活動論

単位数 ナンバリングコード
2 DTP286
教員名 真鍋 孝徳
専門 特別活動・生徒指導・カウンセリング
出身校等 筑波大学大学院(教育学修士)
現職 なし
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
教科書の内容すべて(ただし、小中学校に関する部分は除く)
試験範囲
教科書
第1章 特別活動の意義と特色(2ページ~8ページ)
第3章 学校、学級、学年経営と特別活動(15ページ~21ページ)
第Ⅳ部 高校の特別活動 第1章~第3章(101ページ~123ページ)
(持ち込み許可物)一切自由
科目の概要
 教育課程は大きく分けると、授業を中心とした教科指導と授業以外の諸活動を含んだ教科外活動に区分されます。この中の教科外活動が「特別活動」に相当します。
 高等学校の教育課程の一領域である特別活動は、教育が目指す「人格の完成」と深く関わっています。学校が「人間としての調和のとれた育成」に力点をおくならば、教科などの教育活動だけでなく、特別活動の働きが不可欠となります。
 学校教育における特別活動(高等学校)の歩みは、「自由研究」(1947年)、「特別教育活動」(1951年)、「各教科以外の教育活動」(1970年)、「特別活動」(1978年)というように、名称が変遷してきており、同時にその内容も変化してきました。現在の高等学校の特別活動の内容は、ホームルーム活動・生徒会活動・学校行事から構成されています。
 本科目は高等学校における特別活動の意義や変遷、目標ならびに内容を理解し、指導計画(指導案)、内容ごとの特色、特別活動の評価、週5日制と家庭・地域、展望と課題等について、学んでいきます。
授業における学修の到達目標
1.特別活動の意義と目標(高等学校)を理解する。
2.特別活動の内容(構成)と内容ごとの特色を覚える。
3.特別活動における指導原理を学ぶ。
4.ホームルーム活動の機能と役割を把握する。
講義の方針・計画
第1回:第Ⅰ部 特別活動の理論 第1章 特別活動の意義と特色
第2回:第2章 特別活動の歴史
第3回:第3章 学校、学級、学年経営と特別活動
第4回:第4章 特別活動と家庭・地域の連携
第5回:第5章 特別活動と他の教育活動との連携
第6回:第6章 特別活動と国旗・国歌
第7回:第Ⅳ部 高校の特別活動 第1章 ホームルーム活動の指導
第8回:第2章 生徒会活動の指導
第9回:第3章 学校行事の指導
第10回:第4章 高校部活動の指導
第11回:第Ⅴ部 諸外国の特別活動 第1章 アメリカの特別活動
第12回:第2章 イングランドの特別活動
第13回:第3章 ドイツにおける特別活動
第14回:第4章 フランスの特別活動
第15回:第5章 韓国の特別活動
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:特別活動のフロンティア(初版)
著者名:中谷 彪・臼井 英治・大津 尚志 編
発行所:晃洋書房
版  :2008年4月
ISBN:9784771019492
参考書
なし
その他
新学習指導要領については、文部科学省のホームページを参照すること。
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
情報5の1(必修)、商業5の1(必修)、高校数学5の1(必修)、中学数学5の1(必修)
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
1989年より高校教諭として、教育現場でホームルーム活動、生徒会活動、学校行事の指導に従事している。特にホームルーム担任や生徒指導部長等の経験より「学校、学級、学年経営と特別活動」について、実際の指導場面の観点より、学生に学んでもらいたいと願っている。
レポート課題
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