教育方法論と総合的な学習の時間の指導法

単位数 ナンバリングコード
2 DTP291
教員名 椿 達
専門 教育学(教育制度、学校教育、教師教育、進路指導・キャリア教育、数学教育など)
出身校等 上智大学理工学部数学科卒業、筑波大学大学院教育研究科修了
現職 北海道情報大学 経営情報学部 教授
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
教科書A:第1章~5章, 教科書B:第1章~5章
試験範囲
授業範囲すべて
(持ち込み許可物)一切自由
(試験に関する注意事項)学習プリントの演習課題をすべてやり,ノートにまとめておくこと。
科目の概要
これまでの教育方法・技術と授業に関する基本的な概念を整理し,教育方法と教授学の歴史,近代および現代の教授理論,授業における指導技術と評価,情報機器及び教材の活用など教育メディアの活用法などについての有意義な考え方と方法・スキルなどを学ぶ。その上で総合的な学習(探究)の時間の意義や創設から現在までの経緯と先進的な実践例や導計画などを通して指導上の留意点や効果的な指導法について学び,教師としての教育(授業)実践の基盤づくりに資するものとする。
※教職課程カリキュラム(’19)の学生のみ履修することができます。
授業における学修の到達目標
①近代現代の教授理論,授業における基本的な指導技術を理解し,教育実践の基盤をつくる。
②情報機器及び教材の活用方法について学び,その基礎的なスキルを身につける。
③総合的な学習(探究)の時間の意義や教育課程において果たす役割を資質・能力の育成の視点から理解し、説明することができる。
④総合的な学習(探究)の時間の指導計画の作成の考え方や方法,評価の考え方について学び,探究的な学習の時間の指導の留意点を理解するとともに,効果的な指導法について考察し,自分の考えを述べることができる。
講義の方針・計画
第1回:教育方法・技術に関わる諸概念
第2回:教育方法の理論と歴史(1):普遍的な教育方法と教授学のめばえ
第3回:教育方法の理論と歴史(2):近代学校における教授法の実践と理論・新教育運動の教授理論
第4回:教育の現代化と教授理論
第5回:カリキュラム開発(1):カリキュラム開発とは
第6回:カリキュラム開発(2):カリキュラムの構造と類型
第7回:教育課程と学習指導要領
第8回:授業における教師の役割や指導技術を考える基本的視点
第9回:学習意欲を引き出す工夫と授業技術
第10回:教育メディアとその活用
第11回:総合的な学習の時間の意義
第12回:戦後の学習指導要領にみる総合的な学習
第13回:総合的な学習(探究)の時間の教育課程と校内体制
第14回:総合的な学習(探究)の時間の指導計画・単元計画
第15回:総合的な学習(探究)の時間の学習指導と評価方法
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:三訂版 教育の方法と技術(教職課程シリーズ)・・・教科書A
著者名:平沢茂(編著)
発行所:図書文化社
ISBN:9784810087017
書 名:総合的な学習の時間(初版)・・・教科書B
著書名:森田真樹・篠原正典(編著)
発行所:ミネルヴァ書房
ISBN:9784623081912
参考書
文部科学省のホームページ上にある次の文献を参考にして学習を進めてください。
『中学校学習指導要領(平成29年3月告示)』
『高等学校学習指導要領(平成30年3月告示)』
『中学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間』
『高等学校学習指導要領解説 総合的な探究の時間』
その他
この科目は、教職課程再課程認定申請について、文部科学省における審査の結果、認定通知を受理いたしました。 このため、2019年度の開講が決定しましたので、教科書の購入は可能です。
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
情報5の1(必修)、商業5の1(必修)、高校数学5の1(必修)、中学数学5の1(必修)
関連受講科目
「教育課程論」,「進路指導」,「教科教育法」など
担当教員の実務経験
1986年から2015年まで29年間,北海道立高校で教員(2011年から教頭)の経験が在り,高校現場の実態を踏まえた指導方法や技術の指導を通して,教師を目指す学生たちの教職の基盤づくりに資するような講義に努めている。
レポート課題
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