コンピュータグラフィックス -仮想空間を作る・見せる-
単位数 | ナンバリングコード |
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2 | DIF422 |
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教員名 | 高井 那美 |
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専門 | コンピュータグラフィックス |
出身校等 | 東京大学大学院 博士(理学) |
現職 | 北海道情報大学 経営情報学部 教授 |
授業形態 |
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前期印刷授業・後期印刷授業・前期面接授業・後期面接授業 |
授業範囲 |
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教科書のchapter1の1-1、chapter 3、chapter 4、chapter 5の5-1-1と5-1-2(詳しくは、学習用プリントを参照してください)。 |
試験範囲 |
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授業範囲全て。
(持ち込み許可物)一切自由。ただし、面接授業では別途指示する。 (試験に関する注意事項)印刷授業の科目試験は、インターネット試験で実施します。 学習用プリントをしっかり学習しておくこと。必ず最新版の学習用プリントを使用してください。 |
科目の概要 |
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コンピュータで視覚的情報(図形、画像)を有効に取り扱うためには、大別すると、数値データなどの情報を視覚的に表示するための技術(コンピュータ・グラフィックス:CG)と、すでに存在する視覚的情報から新たな情報を取り出す技術(画像処理)が必要となる。
3DCG(3次元CG)では、コンピュータ内部に仮想的な3次元世界を作成し、この中にモデル(物体)を配置してどのように見えるかを計算する。この制作工程は、主にモデリング(形状作成)とレンダリング(画像生成)から成る。 本講義では、このモデリングとレンダリングを取り扱う。モデリングで作成された形状(3次元モデルデータ)を、レンダリングではディスプレイに表示できるように画像データ化する。これらについて、基礎的な理論とアルゴリズムを学習する。また、CGの応用として、アニメーションとシミュレーションの概要についても取り上げる。 |
授業における学修の到達目標 |
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基本的なモデリング手法(ソリッドモデル、パラメトリック曲線・曲面等)とレンダリングの基本技術(隠面消去、シェーディング、マッピング)の原理を理解する。 |
講義の方針・計画 |
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講義で扱う内容は以下の通りである。視覚という直感的な情報を扱うものであるが、その処理方法には数学的な表現・技法がつきまとうので、おそれをなす人もいるかもしれない。しかし、本講義ではあくまで基礎に重点を置いており、複雑な数学的取り扱いよりも、その技法の本質を理解してもらうのが目標である。
第1回:CGで利用する数学(学習用プリント参照) 第2回:1-1 ディジタルカメラモデル、 3-1 形状モデル、3-2 ソリッドモデルの形状表現 第3回:3-4-1 曲線・曲面の表現形式、3-4-2 2次曲線 第4回:3-4-3 パラメトリック曲線 [1] ベジエ曲線~[3] Bスプライン曲線 第5回:3-4-3 パラメトリック曲線 [4] 有理ベジエ曲線、[5] NURBS曲線 3-4-4 パラメトリック曲面、3-4-5 レンダリングにおける曲面の扱い 第6回:3-5 ポリゴン曲面の表現、3-6 ボリュームを用いた形状表現 第7回:3-7 そのほかの形状表現法、4-1 写実的表現法 第8回:4-2-1 バックフェースカリング~4-2-4 スキャンライン法 第9回:4-2-5 Zバッファ法、4-2-6 レイトレーシング法 第10回:4-3-1 シェーディングの基礎と概要 第11回:4-3-2 環境光~4-3-4 鏡面反射 第12回:4-3-5 完全鏡面反射・透過・屈折、4-3-6 散乱・減衰 第13回:4-3-7 スムーズシェーディング、4-4 影付け 第14回:4-5 マッピング 第15回:4-7 大域照明計算、5-1-1 アニメーションとは、5-1-2 仮現運動とコマ撮り |
準備学習 |
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印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。 印刷授業以外の場合 (予習)教科書に目を通し、どのような内容について学ぶのかを把握しておく。1時間 (復習)学習用プリントの内容も参考にしながら、学習した内容をまとめたノートを完成させる。3時間 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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面接授業では、練習問題解答後、解説を行います。
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却します。 |
成績評価の方法およびその基準 |
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試験:100% |
教科書 |
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書 名:コンピュータグラフィックス〔改訂新版〕
発行所:公益財団法人画像情報教育振興協会 ISBN:9784903474496 |
参考書 |
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なし |
その他 |
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なし |
試験期間 |
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シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照 |
学習プリント |
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あり |
教職科目 |
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関連受講科目 |
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「ディジタル画像概論」 |
担当教員の実務経験 |
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実務経験なし |