健康情報学 -その健康法、信じますか?-
単位数 | ナンバリングコード |
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2 | DIF420 |
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教員名 | 佐藤 浩樹 |
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専門 | 内科学(循環器内科、総合内科)、産業医学 |
出身校等 | 北海道大学 大学院 医学研究科 医学博士 |
現職 | 北海道情報大学 医療情報学部 教授 |
授業形態 |
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前期印刷授業・後期印刷授業 |
授業範囲 |
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教科書の内容すべて |
試験範囲 |
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第1章から第22章まで
(持ち込み許可物)一切自由 (試験に関する注意事項)科目試験は、インターネット試験で実施します。 |
科目の概要 |
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私たちの身の回りで伝えられる健康や医療に関する情報は、どれくらい信頼してよいのだろうか?病院で治療を受けるような状態のときは、医師などの専門家に相談できる。しかし、ちょっとした不調や健康診断のわずかな異常値(多くは経過観察)に健康食品や健康機器を使うことは有効なのだろうか?多くの健康情報の信頼性を判断するためのポイントと解釈を学ぶ。 |
授業における学修の到達目標 |
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医療や健康に関する情報から信頼性の高いものを選択できる能力を身につける。 |
講義の方針・計画 |
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まず、各章ごとに丁寧に読むことを心がけてください。基本的にどの章から読んでも構いませんが、最初から14章までは医学情報を科学的に読むための基礎的知識ですので、順序通りの方が理解しやすいようです。15章から22章までは、その情報が生まれる背景や具体的な行動と判断基準について書かれています。
第1回:第1章・第2章(情報と証拠) 第2回:第3章・第4章(調査の種類) 第3回:第5章(バイアス) 第4回:第6章・第7章(母集団・因果の逆転) 第5回:第8章(交絡因子、かき乱すもの) 第6回:第9章(平均に集まる) 第7回:第10章(リスク) 第8回:第11章(信頼区間) 第9回:第12章(知りたいのは何か) 第10回:第13章(偽薬の効果) 第11回:第14章・第15章(調査の調査、個人情報) 第12回:第16章・第17章(企業の利益を支える調査、情報の取り扱い方) 第13回:第18章・第19章(遺伝子と疾病、診療ガイドライン) 第14回:第20章・第21章(共通番号、患者の語り) 第15回:第22章(不確実さの中での意思決定) |
準備学習 |
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印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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個人の進捗度に応じて検討します。
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。 |
成績評価の方法およびその基準 |
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試験:100% |
教科書 |
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書 名:健康・医療の情報を読み解く 健康情報学への招待(第2版)
著者名:中山健夫 発行所:丸善出版(平成26年) ISBN:9784621087329 |
参考書 |
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必要に応じて紹介致します。 |
その他 |
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範囲が広いのでしっかり復習に心がけてください。 |
試験期間 |
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シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照 |
学習プリント |
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あり |
教職科目 |
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関連受講科目 |
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ヘルスリテラシー入門 |
担当教員の実務経験 |
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過去に大学の研究施設に所属し、ビッグデータの解析および指導を行った経験を生かして、実践的な授業を行っている。 |