コンピュータネットワーク -インターネットの仕組みとセキュリティを理解する-

単位数 ナンバリングコード
2 DIF413
教員名 尾崎 博一
専門 コンピュータネットワーク 通信システム
出身校等 京都大学工学部電気工学科卒業 同大学院工学研究科電子工学専攻修士課程修了 会津大学大学院コンピュータ理工学研究科博士後期課程修了 博士(コンピュータ理工学)
現職 北海道情報大学経営情報学部システム情報学科 教授
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
教科書 1章、2章、3章、4章、5章、6章、7章、8章、9章、10章、11章、12章
試験範囲
試験範囲は学習用プリントおよび同プリントで指示する教科書該当部分のすべて。
(持ち込み許可物)インターネット試験は、一切自由。会場試験は、自筆ノート(印刷物の貼付不可)。
科目の概要
 インターネットは現代社会のインフラであり,インターネットを通じたコミュニケーションは人々の安全で快適な暮らしを支えている。この授業ではインターネットすなわちコンピュータネットワークを実現している情報通信技術の基本的な事柄について学ぶ。講義では,通信ネットワークの基礎を学んだ上でコンピュータネットワークの機能を階層的に整理し,伝送路に近い階層からアプリケーションの階層に向けて,それぞれの機能とプロトコルを解説する。また,インターネットアプリケーションや情報セキュリティ技術の基本についても学ぶ。
授業における学修の到達目標
1.通信における基本技術要素を理解する。
2.通信プロトコルの階層性を理解する。
3.LAN を構成するイーサネットを理解する。
4.インターネットの基本プロトコル TCP/IP について理解する。
5.インターネットアプリケーションと情報セキュリティの基礎について理解する。
講義の方針・計画
第1回:情報通信ネットワークの基礎
第2回:アナログ通信とディジタル通信
第3回:交換方式とディジタルネットワーク
第4回:パケット交換ネットワーク
第5回:ネットワークとプロトコル
第6回:LAN(1) プロトコルと機器
第7回:LAN(2) アクセス制御と無線LAN
第8回:ブロードバンド通信とネットワーク
第9回:TCP/IP(1) IPの概要
第10回:TCP/IP(2) TCP, UDPその他のプロトコル
第11回:インターネットアプリケーション
第12回:モバイル通信
第13回:IP電話
第14回:ネットワークとセキュリティ(1) 暗号技術
第15回:ネットワークとセキュリティ(2) セキュリティ対策
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。

下記の事項に留意して下さい。
(予習)
・2進数、10進数、16進数の相互変換ができるようにしてください。特に8ビット列で構いませんから、ビット列と16進数の相互変換についても学習しておいてください。
・バイト(単位はB)とビット(単位はb)の違いを理解しておいて下さい。
・次週行うテキストの各単元の内容をしっかり読んで、理解するようにしてください。
コンピュータネットワークの学習では、新しい専門用語が次々と出てきますから何度も読んで馴れてください。その時点で、用語の意味が完全に分からなくても、その後何度か見かけるうちに馴れてきて、少しずつ理解できるようになると思います。
(復習)
まず、その日終えた単元を読み直すことが一番重要です。専門用語は、何度も読み直し、少しずつ意味を理解するよう試みてください。馴れることが重要です。用語の意味について、ネット上で検索して調べると別の観点での説明がありますから、理解が深まると思います。ネット上の情報も活用してください。また、該当する演習問題を解いてみることはきわめて重要です。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:情報通信概論(初版)
著者名:諏訪敬祐・渥美幸雄・山田豊通
発行所:丸善出版
ISBN:9784621081099
参考書
なし
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(https://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2022科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
情報5の1(必修)、情報6の4
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
1985年~2011年の期間,民間企業の研究所と事業部門で基幹系並びにアクセス系の光ネットワーク装置の研究開発に従事した。これらの経験に基づきコンピュータネットワークシステムを構築するための最新技術を授業の中で伝える。
レポート課題
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