情報を食べる -おいしさの秘訣は”情報”-

単位数 ナンバリングコード
2 DCS108
教員名 奥村 昌子
専門 食と健康、栄養教育、国際保健
出身校等 北海道大学 大学院 医学研究科 医科学修士
現職 北海道情報大学 経営情報学部 准教授
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
教科書の内容すべて
試験範囲
授業範囲すべて
(持ち込み許可物)一切自由
(試験に関する注意事項)科目試験は、インターネット試験で実施します。
科目の概要
 何かを食べて感じる「おいしさ」。
「おいしさ」というあの感覚は、いったいどこからくるのだろうか。のどが渇いているから?空腹だから?栄養があるから?味?におい?見た目?高級品だから?はまっているから?
 本科目では、「おいしさ」の構造について理解するとともに、「おいしさ」の大事な要素であり、現代の食生活に大きく影響を与えている「情報」について考えていく。本科目の学習を通して、自分自身が感じている「おいしさ」を支えている「情報」の実態について考察する。
授業における学修の到達目標
・「おいしさ」の構造と「情報」との関係について理解し、理論的に説明することができる。
・自分自身の「おいしさ」の感覚を客観的に捉え、他者に説明することができる。
・自分自身の「おいしさ」の感覚とそれにまつわる「情報」を的確に利用し、より健康な
  食生活を楽しむことができる。
講義の方針・計画
 本科目の到達目標を達成するために、テキストとして「人間は脳で食べている」を用います。本書は、大変読みやすい内容となっています。このテキストと学習用プリントを用いて、以下の流れで学習することをおすすめします。学習用プリントの問題に合わせて、ノートを作成していきましょう。

第1回:「情報を食べる」とはどういうことか:本科目タイトル「情報を食べる?おいしさの秘訣は
     “情報”と聞いて、自分自身の「おいしさ」の感覚について、思い当たることを箇条書き
     にする。
第2回:テキスト目次から「情報を食べる」を考える:本科目テキストの目次を丁寧に読み、
     本書の構成をとらえる。各章タイトル、各節タイトルから、どのようなことが
     書かれているか想像し、そのアイディア をメモしておくとよい。
第3回:情報のおいしさ:「はじめに」で、本テキストの主題をとらえる。気になった箇所は、
     線を引く。
第4回:人間は脳で食べている:第1章から第4章、あとがきまで読む。
第5回:脳の整理: 学習用プリントで出題されている問題、レポート課題を確認する。
第6回:「情報」は最高の調味料:第1章を読む。
第7回:「情報」と私たち: 学習用プリントの第1章にまつわる問題に答えながら、再度、
     第1章を読む。
第8回:四つの「おいしさ」:第2章を読む。
第9回:おいしさの四本柱: 学習プリントの第2章にまつわる問題に答えながら、再度、
     第2章を読む。
第10回:おいしさの生理メカニズム:第3章を読む。
第11回:おいしさを感じる仕組み:学習プリントの第3章にまつわる問題に答えながら、
     再度、第3章を読む。
第12回:現代人の食べ方:第4章を読む。
第13回:自分の食べ方を司るもの:学習プリントの第4章にまつわる問題に答えながら、再度、
     第4章を読む。
第14回:「情報を食べる」その真意とは:私たちが感じている「おいしさ」について、自分なりの
     考えをまとめる。
第15回:自分にとっての「おいしさ」とは:第1回の学習時に書いた「おいしさ」の感覚に
     ついて、新たに得た知見と「情報(もしくはそれにあたる語句)」をキーワードに
     用いながら、整理する。また、これからの自分の食生活における「おいしさ」の
     あり方についても考えてみる。
 上記の学習後、レポート課題に取り組むことを強く推奨します。
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:人間は脳で食べている(2005版)
著者名:伏木 亨
発行所:筑摩書房
参考書
書 名:おいしさを科学する(2006版)
著者名:伏木 亨
発行所:筑摩書房
書 名:美味しさの脳科学(2014版)
著者名:ゴードン・M・シェファード
発行所:合同出版
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(http://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2020科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
保健センターおよび刑務所、インド農村部やスリランカなどにおいて、管理栄養士として国内外で健康なコミュニティづくりにおける食環境整備と栄養改善業務に従事してきた。
また大学教育では、栄養教育論、食品学、栄養学等の教育および学外での健康教育活動に従事している。
これまでの実務経験から、本教科を通して、学生が食に関する情報、おいしさを客観的に理解することの支援を行う
レポート課題
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