初級中国語 -中国語ビギナーのための入門ガイダンス-

単位数 ナンバリングコード
2 DFL106
教員名 田中 英夫
専門 貿易論・国際関係論・国際経営論・中国語・中国ビジネス論
出身校等 大阪市立大学大学院経営学研究科商学専攻後期博士課程修了(商学博士)
現職 北海道情報大学 教授
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業・前期IPメディア授業・前期インターネットメディア授業・後期インターネットメディア授業
授業範囲
教科書の内容すべて
試験範囲
教科書の第1課から第10課までの会話に出た単語と練習問題
(持ち込み許可物)一切自由
(試験に関する注意事項)科目試験は、インターネット試験で実施します。
科目の概要
 初級中国語の履修を希望する皆さんは、おそらくはじめて中国語を学ぶ人たちが多数でしょう。同じく漢字文化圏に属する日本人にとって、中国語学習のキーポイントとなるのは、何よりも「発音」と「文法」の両者である。このうち、「文法」について見れば、孤独語である中国語には語形変化がないため、欧米語のような複雑さは少なく、比較的に学びやすい言語だといえる。
 しかし、問題なのは「発音」で、現代中国語の漢字音は日本での漢字音との違いが大きく、さらにアクセントによる意味の区別が厳格で、この点が初心者泣かせだともいえるでしょう。対面学習の機会に乏しい通信教育課程において、発音発声の学習には相当な困難が伴うことをあらかじめ承知のうえ、各自の努力によってこの壁を突破しようとする受講者が期待されている。
授業における学修の到達目標
 本講義では、中国語の発音や基本的な文法事項、および基礎的な会話能力の養成を図る。教育目的は「聴く・話す・読む・書く」という四つの基本的技能を養うことにある。この目的達成のために、各自の自主的かつ徹底した反復練習が望まれる。
講義の方針・計画
 中国語の発音と文法については、分かりやすい説明のある教科書を選んだが、外国語習得の基本は何といっても発音の反復練習と基本的な文法事項の暗記にある。この教科書には、本文などの主要な部分を中国人が吹き込んだCD が付属しているので、繰り返し録音を聞き自分で発声してみて、正しい発音が身につくよう、またそれらの会話文がスラスラと口をついて出てくるよう反復練習することが大切である。
 辞書は現在日本で出版されている中国語辞典のなかでいちばん使いやすい『プログレッシブ中国語辞典』(小学館)を選んで下さい。折に触れて辞書をひき、知識を正確にするよう努めて下さい。
 初級中国語の教育方針は二刀流です。まず、発音編(第1回~第4回)では、中国語のピンイン(ローマ字表記)を身に付けることが重要です。次に、会話編(第5回~第14回)では、第1課から第10課までの本文を流暢に、正確に朗読できることが重要です。そのために、以下の計画で授業を行う予定です。
 第1回:中国と中国語の基礎知識、単母音とは何か?
 第2回:複母音とnとngを伴う母音とは何か?
 第3回:子音とは何か?
 第4回:発音編の総合復習
 第5回:第1課の単語、文法、本文、練習問題
 第6回:第2課の単語、文法、本文、練習問題
 第7回:第3課の単語、文法、本文、練習問題
 第8回:第4課の単語、文法、本文、練習問題
 9回:第5課の単語、文法、本文、練習問題
 第10回:第6課の単語、文法、本文、練習問題
 第11回:第7課の単語、文法、本文、練習問題
 第12回:第8課の単語、文法、本文、練習問題
 第13回:第9課の単語、文法、本文、練習問題
 第14回:第10課の単語、文法、本文、練習問題
 第15回:総合復習
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。

印刷授業以外の授業形態において、以下の準備学習を行う。
初級中国語をマスターするには、前回内容の復習と次回内容の予習が必要なので、受講者全員はかならず予習・復習をして下さい。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
レポートを課した場合は添削してから返却します。
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
IM授業は、練習問題を解答すると、解答に応じたコメントを画面に表示する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:「新版」『会話で学ぶ初級中国語』(CD付)
著者名:田中英夫
発行所:丸善プラネット
参考書
特になし
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(http://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2020科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
関連受講科目
中国語と中国文化や歴史などに興味を持ったら、「海外語学・文化研修(中国大連編)」を履修して下さい。
(正科生Bのみ履修可能)
担当教員の実務経験
実務経験なし
レポート課題
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