数学科教育法III

単位数 ナンバリングコード
2 DTP282
教員名 林 雄一郎
専門 数学教育、教育一般
出身校等 東京教育大学 理学部
現職 北海道情報大学 非常勤講師
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
教科書・資料、学習用プリント集の内容
試験範囲
授業範囲すべて
(持ち込み許可物)一切自由
(試験に関する注意事項)数学教科書(中学数学1・2・3)を持参すること
科目の概要
 中学校数学の教員としての学習指導の力量を身に付けるため、「数学科教育法I」で修得した数学教育についての基礎的知識の理解を踏まえ、授業事例の分析を通して、その指導法、教材研究と評価などを考察し、基礎的、基本的な実践的指導力を育成する。
 実際の授業事例を分析し、教材観、授業方法、生徒の把握、数学的活動や教材の工夫、指導案の作成、質疑応答の仕方など望ましい授業の在り方と方法について学ぶ。
授業における学修の到達目標
 授業事例の分析を通して、教材観、学習指導計画や指導案、授業の流れ、授業者の発問と生徒の反応、事後の研究協議の実際などを考察し、授業指導案の作成や教材開発を行い、実践的な指導力の形成を目指す。
講義の方針・計画
第1回:授業事例の分析(1)(1年:比例と反比例)
第2回:授業事例の分析(2)(1年:方程式)
第3回:授業事例の分析(3)(2年:一次関数)
第4回:授業事例の分析(4)(2年:平行と合同)
第5回:授業事例の分析(5)(3年:関数y=ax^2)
第6回:指導案等の分析(6)(3年:相似な図形)
第7回:指導案等の作成(1)(1年:比例と反比例)
第8回:指導案等の作成(2)(1年:立体図形)
第9回:指導案等の作成(3)(1年:資料の活用)
第10回:指導案等の作成(4)(2年:連立二元一次方程式)
第11回:指導案等の作成(5)(2年:図形の合同)
第12回:指導案等の作成(6)(2年:確率)
第13回:指導案等の作成(7)(3年:図形の相似、円周角と中心角)
第14回:指導案等の作成(8)(3年:関数y=ax^2)
第15回:指導案等の作成(9)(3年:標本調査)
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:中学数学1,中学数学2,中学数学3 (3冊)
発行所:教育出版
参考書
資  料:北海道算数数学教育会・中学校部会・指導案集
    (北海道算数数学教育会ホームページ) 
    http://hokusuukyou-cyuu.com/
その他
特記事項:講義には、以下の資料を用います。
     ・中学校学習指導要領解説・数学編(文部科学省ホームページ)
試験期間
シラバス検索画面トップページ(http://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2020科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
中学数学5の1(必修)、中学数学6の4
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
高校教員としての実践や教育行政機関での教員への指導経験、数学教育研究会での活動を通して、数学教育の理念や教材論・方法論への研鑽を積んできた。その経験を該当科目の指導に生かしたいと考える。
レポート課題
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