数学科教育法II

単位数 ナンバリングコード
2 DTP281
教員名 林 雄一郎
専門 数学教育、教育一般
出身校等 東京教育大学 理学部
現職 北海道情報大学 非常勤講師
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
学習用プリント集(2)学習の仕方に示した教科書(A)~(G)について、(3)講義計画に示した内容の範囲とする。
試験範囲
授業範囲すべて
(持ち込み許可物)一切自由
(試験に関する注意事項)数学教科書(I・II・III・A・B)を持参すること
科目の概要
 数学科教育法IIは、数学科教育法Iで修得した数学教育についての知識の理解を踏まえ、指導法や数学的活動、コンピュータなどの教育機器の活用法、教材研究と評価、授業指導の分析など、高等学校数学の教員に求められる基礎的、基本的な実践的指導力を育成することをねらいとします。
 実際の授業事例を各単元領域について分析しながら、教材観、授業方法、生徒の把握、数学的活動や教材の工夫、指導案の作成、質疑応答の仕方など望ましい授業の在り方と方法について学ぶ。
授業における学修の到達目標
 授業事例の分析を通して、教材観、学習指導計画や指導案、授業の流れ、授業者の発問と生徒の反応、事後の研究協議の実際などを考察し、教科書の内容を教材として授業指導案の作成や教材開発を行い、実践的な指導力の形成を目指す。
講義の方針・計画
第1回:授業事例の分析(1)(数と式)
第2回:授業事例の分析(2)(三角比)
第3回:授業事例の分析(3)(場合の数と確率)
第4回:授業事例の分析(4)(数列)
第5回:授業事例の分析(5)(図形)
第6回:指導案等の作成(1)(方程式と不等式、2次関数)
第7回:指導案等の作成(2)(図形と計量、データの分析)
第8回:指導案等の作成(3)(場合の数と確率、整数の性質、図形の性質)
第9回:指導案等の作成(4)(三角関数、指数関数と対数関数)
第10回:指導案等の作成(5)(図形と式、いろいろな式)
第11回:指導案等の作成(6)(数列、ベクトル、確率分布と統計的推測)
第12回:指導案等の作成(7)(多項式関数の微分法、積分法)
第13回:指導案等の作成(8)(極限、微分法)
第14回:指導案等の作成(9)(微分法の応用、積分法の応用)
第15回:指導案等の作成(10)(平面の曲線、複素数平面)
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
(全5冊)
書 名:詳説数学I(改訂版)
    詳説数学A(改訂版)
    詳説数学II(改訂版)
    詳説数学B(改訂版)
    詳説数学III(改訂版)
発行所:啓林館
参考書
・啓林館・授業実践記録(数学)              
https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/kou/math/
・(ネットワーク型教材データベース)数学のいずみ http://www.izumi-math.jp/
その他
なし
試験期間
シラバス検索画面トップページ(http://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2020科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
高校数学5の1(必修)、高校数学6の4
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
高校教員としての実践や教育行政機関での教員への指導経験、数学教育研究会での活動を通して、数学教育の理念や教材論・方法論への研鑽を積んできた。その経験を該当科目の指導に生かしたいと考える。
レポート課題
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