数学科教育法I

単位数 ナンバリングコード
2 DTP280
教員名 林 雄一郎
専門 数学教育、教育一般
出身校等 東京教育大学 理学部
現職 北海道情報大学 非常勤講師
授業形態
前期印刷授業・後期印刷授業
授業範囲
学習用プリント集(2)学習の仕方に示した教科書(A)~(F)について、(3)講義計画に示した頁の範囲とする
試験範囲
授業範囲すべて
(持ち込み許可物)自筆のノート(印刷物の貼付不可)
科目の概要
 数学科教育法Iは、数学教育の目的や歴史、考え方、学習指導要領における数学科の目標・内容の変遷をはじめ、指導法や数学的活動、コンピュータなど教育機器の活用のあり方、教材研究や評価について学び、もって実践的な指導力の基礎を身につけることをねらいとします。
 数学教育の目的や歴史、新学習指導要領の目的・目標や内容(各科目と内容)、数学的活動、指導法、指導計画の作成、学習評価、コンピュータの活用、教材観について学ぶ。
授業における学修の到達目標
 数学教育に関する実践的な知識の理解を通して、中学校・高等学校の数学の教員に求められる基礎的、基本的な資質・能力の形成を目指す。
講義の方針・計画
第1回:数学とは(数学の特質、数学と人間とのかかわり)
第2回:数学教育の目的(目的・目標)
第3回:数学教育の歴史(現代化以前の数学教育、現代化以後の数学教育)
第4回:新学習指導要領・数学科の改訂の概要(今日的課題、中学校数学の改訂要点、高等学校数学の改訂要点)
第5回:新中学校数学の目標と内容 (目標、内容)
第6回:新高校数学の各科目の目標と内容 (数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学C)
第7回:数学的活動 (数学の考え方、問題解決の方法、数学的活動)
第8回:数学の授業づくり、指導計画 (指導法、指導計画)
第9回:学習評価、コンピュータの活用 (学習評価、数学科の評価の観点・基準・方法、コンピュータ活用の授業)
第10回:教材観(1)(数量、数、代数、論理)
第11回:教材観(2)(図形、幾何)
第12回:教材観(3)(変化と関係、関数)
第13回:教材観(4)(無限について、微分積分)
第14回:教材観(5)(データと確からしさ、正規分布)
第15回:教材観(6)(確率・統計)
準備学習
印刷授業は、教科書や学習用プリントなどを基に自学自習で学習を進めますが、授業範囲の内容の他に、教科書の内容全体を2単位で90時間かけて学習することを目安としています。
わからない用語や内容は、参考文献等で検索することが準備学習として必要になります
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法
印刷授業は、提出されたレポートについて講評を付与して返却する。
成績評価の方法およびその基準
試験:100%
教科書
書 名:新訂・数学教育の理論と実際
著者名:数学教育研究会
発行所:聖文新社
※上記教科書は紀伊國屋書店北海道営業部の在庫がなくなりました。お近くの書店等で入手できない場合は、以下の書籍に変更して購入してください。(この教科書は絶版となりました(出版社廃業)。)
以下の教科書を利用する場合、学習用プリントの内容が変更となりますので、「その他」欄をご確認ください。
なお、上記教科書をお持ちの方は、変更はありません。
  書 名:数学科教育法入門
  著者名:黒田恭史編著
  発行所:共立出版

書 名:数学入門(上・下)
著者名:遠山啓
発行所:岩波書店
書 名:いかにして問題をとくか(第11版)
著者名:G. Polya、柿内賢信訳
発行所:丸善(株)出版事業部
参考書
講義には、以下の資料を用います。
・幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について
(中央教育審議会答申、2016年12月21日、文部科学省ホームページ)
・現行・高等学校学習指導要領(文部科学省ホームページ)
・新・高等学校学習指導要領および高等学校学習指導要領解説・数学編・理数編(文部科学省ホームページ)
・新・中学校学習指導要領解説・数学編(文部科学省ホームページ)
・科学技術の智プロジェクト・数理科学専門部会報告書(2008.6 Science Literacy for all Japanese)
その他
教科書「数学科教育法入門」を利用する場合の学習用プリントは、CD-ROMには掲載されていません。新しい教科書で学習する方は、必ず、下記のメールアドレス宛に学籍番号・氏名・科目名を明記し、「数学科教育法Ⅰ学習プリント希望」としてメールを送付してください。学習用プリントのPDFファイルをメール返信します。
 hiu-tsukyo@do-johodai.ac.jp
試験期間
シラバス検索画面トップページ(http://syllabus-tsushin.do-johodai.ac.jp/)下部の「2020科目試験時間割」を参照
学習プリント
あり
教職科目
高校数学5の1(必修)、中学数学5の1(必修)、高校数学6の4、中学数学6の4
関連受講科目
なし
担当教員の実務経験
高校教員としての実践や教育行政機関での教員への指導経験、数学教育研究会での活動を通して、数学教育の理念や教材論・方法論への研鑽を積んできた。その経験を該当科目の指導に生かしたいと考える。
レポート課題
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